目次
行動を変えて自分を変えていく
誰しも自分を変えたいと思う機会は多々あると思います。
代り映えのない毎日を送る中で、ふと、「このままでいいのか?」という衝動にかられ、生きる世界を変えてみたいと思う時。誰かに憧れて、または知らない世界に魅了されて、自分もその世界で生きてみたいと感じた時など。誰しも多かれ少なかれ、この問題にぶつかることがあるはずです。今の自分に満足している人なんて、ほんの一握りでしょうから。
ココがポイント
毎日心がけること
1. 毎朝、鏡の前で両手の拳を頭より高く振り上げる
2. 毎朝、鏡の前で1分間自分の笑顔を観察する
3. 胸を張って活き活きと歩く
4. 早寝早起きをする
5. 相手の目を見て話す・聞く
6. 自分から元気よく挨拶をする
7. 愚痴や不満を口に出さない
8. 意識的に笑顔の機会を増やす
9. 1日の中の無駄な時間、スキ間時間をメモする
10. 目標を紙に書いて見えるところに貼って毎日声を出して読む
No.1の解説
毎朝、鏡の前で両手の拳を頭より高く振り上げる
所謂、「ガッツポーズ」ですね。通常は、成し遂げた結果としての行為ですが、その結果を先にやることによって、「よし!」「やるぞ!」と前向な気持ちのスイッチがONになります。
No.2の解説
毎朝、鏡の前で1分間自分の笑顔を観察する
性別や年代にもよりますが、1日を通して自分の顔を何分観察してますか?トイレの鏡など視界に入ることはあっても、笑顔の観察となると "ゼロ" に近いのではないでしょうか。毎日、自分の笑顔を観察すると、あなたの理想の笑顔に近づいていきます。自分の笑顔を観察した時に、「あれ?」「思ったのと違う」「なんか引きつってる」と感じるかもしれません。それは、他人からすると、「あなたの笑顔」として認識されているものです。まずはあなた自身が自分の笑顔を好きになる努力が必要です。
No.3の解説
胸を張って活き活きと歩く
歩き方1つ見てもさまざまなことが分かります。要は、その人の考え、意識、習慣が形となって姿勢や歩き方に反映されます。「何も考えていない」という意見も聞こえてきますが、それはそれで「モノゴトに対する問題意識が低い」と言えるかもしれません。いつもとはいきませんが、時々、自分の歩き方を観察してみてください。「胸を張って前を見ているか」「左右対称で動けているか」「腕の反動で歩いていないか」「無駄な動きがないか」「1歩1歩を意識しているか」など。自分の歩き方を意識するようになると、街中で歩き方の綺麗な人に目を奪われるものです。歩いているだけで、意識高い系の仕事ができそうな人に見えてきますよ。
No.4の解説
早寝早起きをする
基本的には、人間は朝型人間としてプログラムされています。古来より、日の出とともに起きて、日の入りとともに眠りに近づく生活をしてきました。朝陽を浴びることは精神衛生上とてもメリットがあり、タダで摂取できるサプリメントと言えるでしょう。また、夜中の22時から翌2時にかけては、成長ホルモンが多く分泌されます。成長ホルモンは、体の代謝を促進したり、健康的な体を維持するうえで必要不可欠です。つまり、同じ睡眠時間をとるなら、この22時からのゴールデンタイムに寝た方が得られる効果が大きいと言えます。今日が終わるのが「勿体ない!」と夜更かしする行為は、一見、精一杯生きているように映りますが、実はたくさんの好機を失い、健康を害しているということを学ばなければなりません。
No.5の解説
相手の目を見て話す・聞く
誰しも「意識的に」「無意識に」話す・聞く相手の目を見ないケースが発生しているはずです。その理由は、「恥ずかしい」「緊張する」「手の内を見られるようで目を合わせるのが怖い」「自分の考えに集中出来ない」等だと思います。この行動・感情を分析すると、いずれも「他者を意識するあまり発生するもの」であることが分かります。自分と他者を明確に線引きして、自分が介在する必要がない他者の世界については、一切気にせず、自分をアピールしていきましょう。もっと分かり易く言うと、「相手の想いは自分のコントロール下にない」ということです。例えば、自分が「良いことをしよう」が、「悪いことをしよう」が、相手がどう反応するかは、相手の範疇ということです。これは、アドラー心理学でいう、「課題の分離」というものです。この発想があると、人生を生きていく上で少し楽になれるので、一度は読んでみてはいかがでしょうか。
No.6の解説
自分から元気よく挨拶をする
反射的に挨拶をする生活は誰しもがやっていると思いますが、「自分からアクションする」「元気よく」がポイントです。想定される相手の期待しない行動MAXは、「無視される」くらいでしょう。ここも発想の転換です。自分が大きな声で挨拶をしたからといって、相手にも同じ反応を期待すること自体が間違いです。では、事前に「無視される」ことが分かっていたらどうでしょうか。この場合でもメリットはあります。自分の挨拶は、自分の耳にも届きます。そして、「大きな声」を発するということは、自分で自分を元気レベルへ引き上げることができます。表現を選ばずに言えば、他者を踏み台に自分を上げることができます。
No.7の解説
愚痴や不満を口に出さない
「それがストレス発散だ!」という人もいるかもしれません。"ゼロ" にしろと言っている訳ではありません。ただ、もし無意識に発言しているようなら、今後は少し客観視できるようにしてください。まず、気付かないといけないのが、その発言、その時間は、「何も産み出さない」ということです。そればかりか、その発言は自分の耳を通して自分の脳にもネガティブワードとしてインプットされてしまいます。こんな実験結果があります。植物に対してネガティブワードを浴びせ続けたら、そうでない植物より明らかに早く枯れてしまったそうです。信じるか、信じないかはあなた次第(笑)ですが、ネガティブワードのシャワーから、プラスなことは何一つないです。もし、身の回りでネガティブワードで盛り上がっている状況に遭遇したら、そんな空間からは、そっと遠ざかるのが無難です。
No.8の解説
意識的に笑顔の機会を増やす
「笑顔」の発信を続けることによって相手に与える印象がプラスに働くからです。自分は結構これ苦手です。自己分析では、少々「かっこつける」癖があります。はっきり言いますが、「かっこつけ」ていいことは何もないですね。「かっこつけ」のメリットが上回るのは、せいぜい高校生までではないでしょうか。それ以上の世代では、人の本質を見る目が養われているはずなので。そもそも「かっこいい」からという理由だけで寄ってくる異性にどれだけのメリットを感じますか?話が脱線しましたが、「かっこつける」とどうしてもオープンになりきれない状況が発生し、淡白な対応となってしまいます。なので、今すぐ「かっこつける」ことは止めましょう!(To 自分)
客観的にみて「成功者」や「魅力のある人」というのは、自ら発するパワーが桁違いです。「場の空気を変える」「虜にさせる」力の源は、「笑顔」だと思います。まずは、「笑顔のリーダーであれ!」。(To 自分)
No.9の解説
1日の中の無駄な時間、スキ間時間をメモする
ちょっと意識高い系になると、「時間がない」と平気で言うことができなくなります。なぜなら、「時間がない」のではなく、「時間を作る能力がない」と見なされることを知っているからです。という訳で、これからは「時間を作り出す」ことも一種の能力だと考えてください。勿論、学生時代のように有り余る時間はないですが、予定と予定の間や、移動時間、すき間時間といったものを1日を通してメモしてみると、意外と時間を捻出できるものです。そして、「やるべき項目」と「作り出した時間(場所)」の相性を考慮して割り当てていくとよいでしょう。
No.10の解説
目標を紙に書いて見えるところに貼って毎日声を出して読む
この行動からは実にたくさんの恩恵を受けることが出来ます。「目標が明確になる」「目で見ることで視覚から脳にインプットされる」「声に出すことで自分のマインドへ訴えかける」「耳で聞くことで脳にインプットされる」といった具合です。この自分への訴えやインプットのシャワーは、自分の中の所謂「やる気スイッチ」を完全にONすることになり、いずれ思考として定着し、やがて「思考は現実化する」のである。
※「上・下版」に変わったようです。
悪い習慣から抜け出して自分を変える
悪い習慣から抜け出す3つのポイント
- 人間は変化に抵抗しようとする
- 悪い習慣によって満たされている欲求がある
- 理性よりも欲望が強い
人間は変化に抵抗しようとする
これは生存率を高めるために本能にインプットされた人間の性質です。
つまり、新しいことにチャレンジするためには、強く反発する人間の性質に対して、更に強い力で打ち砕く強い意志が必要になります。この本質を知れば、安易な決断レベルでは、目標を達成できない仕組みが理解できるでしょう。
悪い習慣によって満たされている欲求がある
これは実は脳がその習慣を止めない方が合理的だと判断しているからです。
例えば、「禁煙したい」と口では言うものの、仕事中に「休憩を取りやすい」とか、喫煙所に行くと「仲間がいて楽しい」、「結果的にリフレッシュできる」など、続けた方が自分にとってメリットがあると脳が理解している場合です。この場合は、ノートなどに考えられるメリットを書き出して、それが自分にとってどれほどのメリットであるか自問自答しながら頭を整理してみるといいでしょう。
理性よりも欲望が強い
これも生存するために本能にインプットされた人間の強力な性質です。
これが一番問題と言っても過言ではないでしょう。ゲームでいう「ラスボス」ですね。というか、ここで完結するレベルの話ではないです。話を進めると、よく聞く「人間の3大欲求」としては「食欲・性欲・睡眠欲」が有名です。しかし、これも調べれば調べるほど諸説ありで、時代背景、観点・論点が異なるなど答えは見つかりません。そんな中、個人的に、一番今の時代にマッチしていると思う「人間の8大欲求」を紹介します。
「現代広告の心理技術101」という本の中で、コピーライターでもある「ドルー・エリック・ホイットマン」が提唱しています。
「生存欲」・・・・生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい
「食欲」・・・・・食べ物、飲み物を味わいたい
「障害回避欲」・・恐怖、痛み、危険を免れたい
「性欲」・・・・・性的に交わりたい
「安全欲」・・・・快適に暮らしたい
「優越欲」・・・・他人より優り、世の中に後れを取りたくない
「愛情欲」・・・・愛する人を気遣い、守りたい
「承認欲」・・・・社会的に認められたい
本の中では、この8つの欲求を刺激するように文章を書けば、商品がたくさん売れるという主張です。
そして、私は一つの答えに辿り着きました。「8大欲求」に刺激されやすいという人間の性質(弱点)を利用すれば、自分を変えることができるのではないかと。
この本は、広告、マーケティングを本職にしている友人より借りました。結構、有名な本ですが、プロ向けのテクニック本なので理解できません。要所要所でつまみ食いでOKです。または、少々高くつきますが、直近で評判の良い本を数冊読んだ方が身になると思います。
それと、ネットを調べるとダイレクト出版社に遭遇しますが、安価で購入できる反面、きな臭い噂が飛び交っているので、中古本や別なサイトからの購入をおススメします。
自分を変える方法についてのまとめ
自分を変える方法についてのまとめ
- 日々の些細な生活習慣を変えていけ!
- 全ての行動を意識しろ!
- マイナスな世界から距離を置け!
- 自分の笑顔が自分の全てだと思え!
- 自らが発した気力は自分に戻ってくると思え!
- 時間は自分で作り出せ!
- 紙に想いを書き出し頭を整理しろ!
- 考えからではなく行動から新しい自分を探し出せ!